原理を概念的に表した回路図を下に示します。 スイッチ制御信号に基づいてアナログ信号を切り替えるスイッチはアナログスイッチと呼ばれていて、可聴周波数で切り替えが可能です。 アナログスイッチの後のコンデンサと抵抗は直流成分をカットするハイパスフィルタを表しています。
実際に作成した回路図をもう少しリアルに書いて見ます。
ここで最も重要な事は、信号の出力端子です。 パソコンのサウンドカードの入力にはマイク端子を想定しました。 ところがパソコンのマイク入力の仕様はなかなか分かりません。 実際にテスターで電圧を見たり、ネットで調べたりして分かったことは、以下の通りです。
より詳しい仕様らしき情報も見つかりましたが、どこまで信頼できるのかが分からないので、ここでは紹介しません。 中間スリーブに何も接続しないのは良いとして、 先端チップを直流的に中間スリーブ側かGND(根元のスリーブ)側のどちらかに接続したい気がしますが、仕様が明確ではないので、 直流的には浮かせておきました。 コンデンサマイクの性質を考えると、サウンドカード内のカップリングコンデンサの向こう側でGNDに接続されていると想像されます。
このような回路に到った経緯をゴタゴタと書いておきます。 気になる方はお読み下さい。
ステレオのライン入力端子が利用可能なら、2チャンネルになります。
片方を参照電圧入力に使う、左右チャンネルの比を計算するなどの拡張が可能になります。
本プロジェクトでは回路を簡略化する事を優先しました。
これを基に拡張された方は、教えて頂けると幸いです。