直流電圧信号をスイッチで間欠的に切断すれば、直流電圧値に振幅が比例した交流電圧信号にすることができます(下図)。 これをサウンドカードに入力し、振幅を定量すれば、間接的に直流電圧値を知る事ができるはずです。
多くのサウンドカードに採用されているA/D変換器は直流電圧を扱えない訳ではありません。
オーディオ入力端子とA/D変換器の間に直流成分をカットするハイパスフィルタが挿入されているに過ぎません。
したがって、これを取り除けば簡単に直流電圧が計測できるはずです。
類似の発想で、サウンドカードから直接直流電圧を出力させる試みがあります。
この方法は技術的には難しくないかも知れませんが、今回は採用しません。
パソコンに内蔵されたサウンドカードを改造するのは、技術以外の点で難しい場合が多いでしょうし、
外付けのサウンドカードを利用するのは本来の動機から離れてしまうからです。